この手帳は、自然や環境に添った暮らしをめざす方々や
日本人の風土に根ざした暮らしに関心を持って下さる方々に、
「自然のリズムを感じるためのツールになれば」という思いから生まれました。
グレゴリオ暦とは異なる時間軸を感じていただくために、
和暦元旦から始まる日付になっています。
スケジュールに追われる日常とは
別の時間軸にシフトする感覚で、お使いください。
特徴1
水瓶座の時代を迎える2021年版は「水」をテーマに一年をめぐります。
日本は一年中雨が降り、多数の美しい雨の名前が存在します。
睦月から師走まで、各月ごとに降る「雨の名前」がわかるように、その月のトビラページに掲載しました。
きょう降る雨はどんな雨なのか、日々、実感し、体感しながら、水の一年をすごしていただければとおもいます。
特徴2
この手帳は月のバイオリズムをダイレクトに感じていただけるように、新月から始まります。西暦の日付を大きく配していますので、通常のダイアリーとしてお使いいただけますが、それぞれの見開きは8日ごと。
最初の見開きページは新月〜上弦、上弦〜満月、満月〜下弦、そして最後の見開きは下弦〜晦日(みそか)です。睦月、如月、弥生、和暦本来の季節感を味わっていただくためでもあります。
曜日がずれると感じる方もいらっしゃいますが、西暦とは異なる、月のめぐりの優しさをぜひ感じてみてください。
特徴3
知識ではなく日常の中の実感として、なにかを感じるヒントにしていただけることを願って、さまざまな図版を織りこんであります。
多くは江戸~明治頃の古い木版画から採取したものです。日本人が昔からモチーフにしてきた組み合わせには、自然界の摂理がシンプルに表現されています。
各月のトビラには、各月の説明や雅名、季節の花、季語、和歌、俳句などを掲載しています。
特徴4
植物、動物、行事、ことばの由来、環境、天文に関する最新情報など、多岐に渡ったコラムを掲載しています。
自然に学び、自分のものさしをもって、主体的なトキを刻むツールとしてご活用いただければ幸いです。
特徴5
巻末に月の満ち欠けを一覧できる年間表があります。
月のリズムや季節の変化に沿ったバイオリズムのチェックに
お役立て下さい。
特徴6
巻末に旧暦のしくみ、陰陽五行のしくみ、日本古来の季節感、植物の変化をあらわす十二支などの解説頁があります。
日本人が使っていた太陰太陽暦は、夜空を見上げれば誰でもわかる月の満ち欠けを基本とし、季節の節目を割り出した太陽の周期を組み合わせたもので、自然界のリズムをシンプルに感じることができる暦です。
本体の表紙は、竹尾の環境対応紙、里紙を使用し、毎年色が変わっていきます。里紙は里山の風景からとった色のシリーズです。自然のぬくもりを感じるやさしい手触りをお楽しみください。持ち歩きやすいB6サイズで、厚さは約9ミリ。180度しっかり開いたまま置いていけるように改良を加えています。紙の汚れやすさが気になる方には、里紙の色合いだけを楽しめる梨地ソフトカバーをご用意しています。ベタつかず、さらっとした手触りです。
製本工房の老舗、美篶堂製の上製ハードカバーです。素材は邪を祓う魔除けの効果があるといわれている麻布。中央にはロゴマークのうさぎの箔押しを施し、赤いしおりひもをつけています。一冊ずつていねいに仕立てているため、耐久性があり、毎年、本体をさしかえて使えるようになっています。カバー色は全8色。詳細はオンラインショップにてご確認ください。
今年の見返しは19世紀ドイツのリトグラフです。
天の川を模写した天文図と、植物画です。時間をかけ、ていねいに作られた昔の版画の趣をお楽しみください。
巻末に植物や鳥と遊ぶ自由なメモページと、「宇宙の流れに乗せる希望リスト」があります。あなたの心がいちばん満たされるとき、心の底にある本当の願いは、どんなことでしょうか?宇宙のリズムに沿ってシンプルに生きていると、周りとの共時性や強まり、相似象が自然に多くなります。書いたことは忘れてしまっても「そのこと」は、いつかトキ(節目)を得たとき、予想もしなかった形で現実化します。
暦 | 2021年2月12日〜2022年1月31日 |
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本文 | 2色160頁 |
カバーサイズ | 190×135mm |
見返しカラー | 天文図(リトグラフ・1892年) 植物画(リトグラフ・1887年) |
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ダイアリー本体 | B6サイズ 182×128×9mm |
定価 | ・ ダイアリー本体のみ : 2,400円(税別) ・ ダイアリー本体+梨地ソフトカバー:2,600円(税別) ・ ダイアリー本体+上製ハードカバー:3,300円(税別) |