この手帳は、自然や環境に添った
暮らしをめざす方々や
日本人の風土に根ざした暮らしに
関心を持って下さる方々に、
「自然のリズムを感じるためのツールになれば」
という思いから生まれました。
グレゴリオ暦とは異なる
時間軸を感じていただくために、
和暦元旦から始まる日付になっています。
スケジュールに追われる日常とは
別の時間軸にシフトする感覚で、
お使いください。
特徴1
2023年版は「空」をテーマに一年をめぐります。
季節の変化は、空に顕著に顕れています。
日本には夥しい数の空の名前が存在します。
今日の空はどんな空でしょうか。
さまざまな空や雲をお楽しみください。
特徴2
月のバイオリズムをダイレクトに感じていただくため、新月から始まります。
西暦の日付を大きく配していますので、通常のダイアリーとしてお使いいただけます。
和暦の睦月、如月、弥生・・・と本来の季節感を味わっていただくためでもあります。
西暦とは異なる、月のめぐりの優しさをぜひ感じてみてください。
特徴3
知識ではなく日常の中の実感として、なにかを感じるヒントにしていただけることを願って、さまざまな図版を織りこんであります。多くは江戸~明治頃の古い木版画から採取したものです。
日本人が昔からモチーフにしてきた組み合わせには、自然界の摂理がシンプルに表現されています。
特徴4
生態系のしくみ、行事、ことばの由来、環境、天文に関する情報など、多岐に渡ったコラムを掲載しています。
自然に学び、自分のものさしをもって、主体的なトキを刻むツールとしてご活用いただければ幸いです。
特徴5
この手帳は毎年、羽織の裏のような見返しのカラー図版を特徴としています。
今年は鮮やかな19世紀フランスの空の図とドイツのイネ科の植物のリトグラフです。鮮やかな色合いと、ていねいに作られた版画の趣をお楽しみください。
特徴6
末に旧暦のしくみ、陰陽五行のしくみ、日本古来の季節感、植物の変化をあらわす十二支などの解説頁があります。
日本人が使っていた太陰太陽暦は、夜空を見上げれば誰でもわかる月の満ち欠けを基本とし、季節の節目を割り出した太陽の周期を組み合わせたもので、自然界のリズムをシンプルに感じることができる暦です。
本体の表紙は、竹尾の環境対応紙、里紙を使用し、毎年色が変わっていきます。里紙は里山の風景からとった色のシリーズです。自然のぬくもりを感じるやさしい手触りをお楽しみください。持ち歩きやすいB6サイズで、厚さは約9ミリ。180度しっかり開いたまま置いていけるように改良を加えています。紙の汚れやすさが気になる方には、里紙の色合いだけを楽しめる梨地ソフトカバーをご用意しています。ベタつかず、さらっとした手触りです。
製本工房の老舗、美篶堂製の上製ハードカバーです。素材は邪を祓う魔除けの効果があるといわれている麻布。中央にはロゴマークのうさぎの箔押しを施し、赤いしおりひもをつけています。一冊ずつていねいに仕立てているため、耐久性があり、毎年、本体をさしかえて使えるようになっています。カバー色は全6色。詳細はオンラインショップにてご確認ください。
巻末に月の満ち欠けを一覧できる年間表があります。月の周期や季節の変化に沿ったバイオリズムのチェックにお役立て下さい。
巻末に空白メモページと方眼紙ページ、「宇宙の流れに乗せる希望リスト」があります。あなたの心の底にある本当の願いはどんなことでしょうか?宇宙のリズムに沿ってシンプルに生きていると、周りとの共時性や強まり、相似象が自然に多くなります。書いたことは忘れてしまっても「そのこと」は、いつかトキ(節目)を得たとき、予想もしなかった形で現実化します。
暦 | 2023年1月22日〜2024年2月9日 |
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本文 | 2色160頁 |
カバーサイズ | B6サイズ 182mm×128mm×9mm |
上製ハードカバー | 美篶堂製 190mm×135mm×14mm |
企画・構成・執筆 | 高月美樹 |
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デザイン | 飯野明美 |
定価 | ・ ダイアリー本体のみ:2,640円(税込) ・ ダイアリー本体+梨地ソフトカバー:2,860円(税込) ・ ダイアリー本体+上製ハードカバー:3,630円(税込) |